官兵衛は観ていますよ、あたしは。
おもしろく観ているのですが……。
なんつーか、こう。
一向宗の描き方に違和感がありますな。
一方的に信長公に攻められる被害者的な描き方が、
とにかく鼻に付くというか(爆)
重箱の隅を突くようで申し訳ないんすけどねww
ということで、天戸妄想歴史講座。
今日は一向宗あたりを流してみましょう。
一言でシンプルにまとめちゃいますと、
当時の比叡山とか、一向宗とか、
法華宗などの巨大宗教勢力は、
武装した利権集団ですわ。

アメリカが石油などの利権を守るために
世界中で戦争を仕掛けていたことは
ご存知の通りですが、
あれの小型版と考えたらよろしいかと。
さらに、ローマ帝国がキリスト教を
巨大化した組織の統治に利用しようと考えたのと同じで
彼らも浄土真宗とか日蓮宗の教えを
信徒を統治するために使ったわけですね。
利権集団という視点でみると、
当時の宗教勢力は、
無数の荘園、座、市などを独占しておりました。
荘園はまあ学校で習ったでしょうし、
このブログで何度も取り上げましたので割愛しますが、
当時の「座」は何かというと同業組合のことですね。
といっても、かなり大掛かりなもので、
商品の製造、配送、販売などを
一手に引き受けるようなものもありまして、
この座に入らなければ
その産業には参加できないというようなものでした。
で、この座を支配していたのが、
おもにこうした宗教勢力だったわけです。
この宗教勢力の立場を「本所」といいます。
宗教勢力は信徒をたくさん抱えている。
荘園もたくさんあるので経済的にも豊か。
さらに武装しているので押し出しも効く。
だったら、この宗教勢力をバックにつけておけば、
商売も安泰じゃねえか……ということで、
座の方がシノギを宗教勢力に納める。
宗教勢力の方はバックについて睨みをきかす。
こうなると、新しく商売しようとしても、
必ず「座」に入らないとできない。
勝手にやると僧兵たちから殺される。
そうなると、
座の商売人たちは特権階級となって、
自由競争は失われますね。
商売人ってのは、完璧に「利」だけで動くものですね。
これは洋の東西を問わず、利で動きます。
ヴェネツィアの商人はちょっと違うところもありますが、
だいたい利で動き、利で転ぶのが商人です。
ですので、商品は売り主の言い値で売られます。
生活必需品まで
売り主の言い値で売れるなら、
そうした商人たちは大儲けできますわ。
商人が儲かれば、宗教勢力もアガリが増えます。
で、どんどん儲かると。
有名なものでは、
石清水八幡宮を本所とした大山崎油座。
京都には堀川の材木座。
同じく京都は三条の釜座。
興福寺の塩座。
六波羅蜜寺の紙漉座などなど。
もうこうした座は無数にあるわけです。
つまり、日常生活を送ろうとすると、
こうした座にたっぷり粗利を載せられたものを買うしかない。
この既得権益に逆らうと、
強訴されたり焼き打ちされたり、
ひどい時には殺されるわけです。
当時の宗教集団ってのは、
だいたいこういう組織だったということを
頭に入れておかないといけません。
自分の利権が侵されると集団でやってきて
強訴したり殺人したりする(不殺生戒)
街道に勝手に関所をつくって高額な通行税を取る。(不偸盗戒)
街に繰り出して女や少年を買う。(不邪淫戒)
約束しても簡単に反故にする。(不妄語戒)
酒を浴びるほど飲んで狼藉を繰り返す(不飲酒戒)
どうすか、これ……www
こんな巨大組織が日本中に
たくさんあって鎬を削っているわけで、
もう生き地獄でしょう、これ(爆)

こんな巨大利権組織が日本中にいるなら、
もう命なんて軽いわけですわ。
だから、庶民も武装しなきゃならないわけです。
百姓たちも弓槍刀で武装していたわけです。
この当時の百姓は、だから強いんです(爆)
相手が殺す気でくれば、
百姓も徒党を組んで対抗しますからね。
武士と百姓の区別は曖昧な頃です。
こうした百姓たちが、
特定の宗教集団の信徒なら、
これまた超強力な武装集団になるでしょ?
これが、一向宗とか法華宗などの
武装利権集団なわけですわ。
この時代、大変ですよ、マジで。
どうします?
まずは、こうした特権階級から、
特権を剥奪しないと日本は変わらないでしょ?
でないと、民は生き地獄なんすよ。
でも、それが出来るのは、
既存の社会システムから
飛び出した発想を持った人物でないといけません。
また、その発想を
具体化できるブレーンのいる人物でないとね。
さらに、本人も滅法戦が強くないといけないでしょう。
それが、信長公だったというわけです。

ってことで、生き地獄の様子を
次は、もう少し観ていきましょう(爆)
















